なかよし鉄道の夜


私が何度か訪れている石川県の「なかよし鉄道」。
今回は「尾小屋鉄道を守る会」の方々の企画された
夜間撮影会に行って参りました。

(今回の作品は全てモノクロです)




撮影会の始まりを告げるかのように、森の中を走るDC121。
「なかよしの森」の夜、子供達の知らないもう一つの
「なかよし鉄道」が走り出すのです。



客車を後ろに繋げた頃には、日も暮れ始めておりました。
森の中は周りより少し早く夜を迎えています。
それは機関車の灯りの所為でもあるようでした。



森の中には仄かに霧が漂っているようでありました。
ヘッドライトに照らし出され、夢の世界の森の雰囲気さえ
感じさせてくれています。



客車の灯りが周りに比べて明るく感じる時間となりました。
こんな灯りを何度見てきたことでしょう。
いよいよ幻想的な一夜の幕が開きます。



列車に乗り合わせた人たちの間に、
無言の時間が流れます。
客車も人々も昔を思い出しているのでしょうか。
そう、こんな景色は、ほんの日常であった筈なのです。



無人の客室。
隣とはうって変わって静寂が流れていました。



踏切を通り過ぎるひかりの帯。
それは到着した小さな列車でした。



雨に光る小さなホームで止まった列車。
光の陰に機関車は消えてしまっています。



ホームに並んで静かに待つ二つの列車。
行き違いなのか追い越しなのか。
まるで夜光虫のように照らすヘッドライトが印象に残りました。



誰も乗らない、誰も降りない、
そんな駅で時を待つ二つの列車。
テールライトの灯りの周りに霞がかかったように見えました。



眠りにつく前の車両達。
まだ車内の点検があるのか、車内には灯りが残っています。
やがてそれも消え、彼らも明日の仕事に備えて休むのでしょう。


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